・習慣の正体は?
いい習慣を身につければいいことはわかっているけれど、何かを始めても3日坊主で終わってしまうという人は多いと思います。
私も以前はそうでしたかが、習慣というものの正体を知り、適切な身につけ方、考え方を実践することで、より簡単に習慣を身につけることが出来るようになりました。
この記事ではまず、習慣とはなんなのか? わかっているようで、わかっていない人が多い習慣の正体を掴み、習慣化のための6つのテクニックを紹介しています。
『習慣』Wikipedia
①『日常の決まりきった行いのこと。長い間そうすることによって、そうすることがあたかもきまりのようになったこと。』
②『反復によって習得し、少ない心的努力で繰り返せる、固定した行動のこと。』
Wikipediaより

習慣は反復行動により、後天的に身についたものだということが、wikipediaには書かれています。
例えば、『朝起きて顔を洗って、歯を磨く』と言う行動は、すでに多くの人にとって当たり前に行える習慣になっていると思います。
しかし、この行為は生まれた瞬間にすでに身についていたものでなく、小さい時に両親から『朝起きたら、顔を洗って、歯を磨いて学校に行きなさい。』と、何度も何度も反復して言われて身についた行為なのです。
つまり、『朝起きて顔を洗って、歯を磨く』と言う行動は、後天的に獲得できたスキルということなんですね。
『反復によって習得し、少ない心的努力で繰り返せる、固定した行動』
これが、習慣の全てです。つまり、習慣のシステムを上手く使えば、とんでもないスキルを身につけることが可能ということです。
習慣化のサイクルを回して、成長の階段を登る。
・習慣の効果

習慣化の最大のメリットが、『無意識で出来るようになる。』ということです。
たとえば、朝ランニングする習慣を身につけようすると、走るという行為自体がきついですし、朝から走らなければならないという心理的負担も大きいと思います。
始めたてのときは、1日のすべての気力やスケジュール調整を、ランニングだけに注ぐことになるでしょう。
しかし、最初はきつく心理的負担も多かったものが続けて反復することで、少しずつではありますが、少ない努力で行えるようになっていきます。
完全に身につくと歯磨きなどと同じで、ランニングしないとなんか気持ち悪い。とまで感じるようになると思います。
そうなると、ランニング習慣のスキルを身につけたまま、ランニングに注いでいたエネルギーをまた別のものに注ぐことができます。
このように、習慣化することで今まで頑張らないと出来なかったことが、無意識でいてもできるようになる。そして、また、次のスキルの習慣化へ労力を注げるというような、スキル獲得のサイクルが回るというのが、習慣化の最大の効果だと思います。
・習慣化でコツコツと成長の階段を登る。

いい習慣を身につけるということはそのサイクルを繰り返すことで、ひとつひとつスキルを身につけて行くことで着実にレベルアップしていくことが出来るのです。
ランニングの習慣、読書の習慣、早起きの習慣、これらすべてをほぼ無意識で行えるようになったとしたら人生変わると思いませんか?
身につきさえすれば、その習慣に注がれるエネルギーはほぼ0に等しいというところが、ポイントです。
大企業の社長や、仕事の出来る上司はみんなこの状態にあると思ってください。一般の人から見たすごいと思われる行いをそういう人たちは無意識のうちに、ほぼエネルギー0で行えているというすごさがあるのです。
・良い習慣と悪い習慣
無意識でできるようになるということは、自分がレベルアップ、もしくはレベルダウンしていることを意味する
習慣には、もちろんいい習慣と悪い習慣があります。
習慣化するにあたって、良い習慣よりも悪い習慣の方が身につきやすいということを知っておかなければ行けません。
というのも、一般的にランニングや読書の習慣などいい習慣と言われるものは、最初は苦痛などがまず感じられます。
それに対して、悪い習慣、例えば夜甘いものを食べてしまう習慣などには、快楽が伴います。悪い習慣だとは思っていても甘いものを食べれば満たされますので、簡単に快楽が手に入るのです。そして、この快楽を繰り返すことで習慣になってしまい、お菓子を食べるという悪い習慣をやめにくくなっていしまいます。
習慣というスキルはレベルアップはしにくく、レベルダウンはしやすいものであるということは頭に入れておく必要があります。
・習慣を身につけるには・・・6つのテクニック
習慣化のための6つのテクニックは
- 習慣を小さく分ける
- 最初の1歩目の準備を徹底する。
- すでにある習慣にくっつける。
- やめたい習慣を難しく、身につけたい習慣を簡単にする。
- ⑤カレンダーで習慣の出来不出来をメモ
- 0(やらなかった)か1(すこしでもやった)かを意識する。
この6つになります。この6つのテクニックをそれぞれ解説していきます。
①習慣を小さく分ける。

習慣を身につけるには、まず習慣を小さく分けることが大切になります。
たとえば、朝ランニングをするの習慣を身に付けたいとすると、その習慣には大きく分けて、朝時間を確保するための早起きの習慣と、ランニングの習慣が必要になります。
さらに、早起きの習慣を身につけるには、夜早く寝る習慣も必要になるでしょう。ランニングの習慣を身につけるには、ウォーキングの習慣から身につけることから始めた方がスムーズに身につくかもしれませんし、近くの公園で体操するから始めたほうがいいかもしれません。
つまり、目標の習慣を身につけるためには、いきなりその目標の習慣から始めるのではなく、その習慣を身につけ前のより簡単な小さな習慣からはじめることが大事だということです。
ランニングの習慣を身に付けたいと思った時に、いきなる走り出す人がいますがランニングなどのハードルってかなり高いんです。
そのため目標の習慣を小さく分けて、始める難易度の低い習慣から一つずつ身につけることが大切になります。
②最初の1歩の準備を徹底する。
いざ、習慣を身につけようとしたときには、必ずといっていいほど障壁がいくつか現れます。
たとえば、ランニングをいざ始めようと思ったときには色んな障壁が現れます。
どの服を来てランニングをするのか、どの靴で走るのかなどの迷いや、ランニングする服を1セット買ったとしても、毎日ランニングするには毎日洗濯しなければならないなど・・色々めんどくさい障壁があるんです。
ランニングを毎日続けるようと思うのであれば、
・どの服を着てランニングするのか決めておく。
・ランニング用の服を数セット準備する。
などなど・・ランニングの第一歩目がスムーズに出るように準備を徹底する必要があります。
③すでにある習慣にくっつける。
新しい習慣を身に付けたいと思った時には、すでに自分に身についている習慣にくっつけることで簡単に身につけることができます。
ランニングの習慣を身につけたい場合にオススメなのが、通勤の習慣にくっつけることです。
通勤であれば毎日行なっていることなので、立派な習慣と言えるでしょう。この通勤の習慣にランニングをくっつけることができれば、スムーズにランニング習慣が身につきます。
朝はランニングで汗をかいたりするので難しかもしれませんが、帰りに家の最寄駅の5駅前からランニングをするような準備をすればよりスムーズにランニング習慣を身につけることが出来ます。
④やめたい習慣を難しく、身に付けたい習慣を簡単にする。
新しい習慣を身につける際に、すでにある悪い習慣が邪魔をしてくることはよくあります。
たとえば、夜家で本を読む習慣を身に付けたいときには、テレビを見る習慣や、YouTubeを見る習慣など、様々な悪い習慣〔誘惑〕が邪魔をしてきます。
そのようなときは、やめたい習慣が始まる難易度を高く設定するとうまくいく場合があります。
テレビを見る習慣を弱くしたい場合は、テレビを毎回押入れにしまうようにルールを作ったり、YouTubeの誘惑を断ち切るためにスマホ封印ケースを使うのも有効かもしれません。
⑤カレンダーで習慣の出来不出来をメモ

目的の習慣が出来た日には、カレンダーに丸をつけたり、出来なかった日にはバツをつけたり習慣を視覚化しましょう。
幼児のトイレトレーニングで、シールを貼っていくようなシートしりませんか?
大人も子供も脳の本質的な仕組みは変わりません。習慣を視覚化することでモチベーションを保つことができ、習慣が身につきやすくなります。
⑥0(やらなかった)か1(すこしでもやった)かを意識する。
習慣が身につくまでは、初めから完璧に習慣をこなそうと思うのはナンセンスです。
ランニングの習慣を身につけるために1番大事なことは、30分走ることではありません。ランニングウェアを来て外に出ることです。
『ランニングウェアを来て外に出ることを意識して続けること。』
つまり、1ヶ月の間にランニングという高いハードルを何回跳べたかどうかが大事なのではなく、低いハードルを30日連続で達成できたかどうかの方が習慣を身につける上では大事なのです。
習慣が身につく仕組みを知ることで、習慣は身につきやすく。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
私も以前は、ガムシャラに気合いでランニングを毎日行って、習慣にしようと努力していた時期がありましたが、やはり身につかない。
人間辛いと思うことって続かないですよね。稀に、本当に気合いが長引いてそのまま習慣化することもありますが、本当にごく稀でギャンブルのようなものです。
しかし、色々な習慣の本を読み漁るうちに習慣には正しい身につけ方があることを知り、確かに実践するとスムーズに少しづつですが身についていくんですよね。
皆さんもこの習慣化の6つコツを駆使して、目標の習慣を身につけていきましょう!!
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