福岡の夜グルメ。本当に楽しめる劇場型レストラン。

インテリア

劇場型レストラン。

まだまだ馴染みのない言葉ではあると思うが、食事と、飲食の場所を提供することに留まらずに、料理調理、提供の過程や、店員による演出を通してお客さんに楽しんでもらおうとする飲食店のことを言う。

ステージ上での催し物を楽しむディナーショーのようなものではなく、あくまで料理というものを魅せて劇場化しているのがポイントである。

福岡にももちろんこの劇場型レストランは存在し、どこのお店も毎日たくさんの人で賑わっている。この福岡の劇場型レストランを今回は紹介します。

①コウシキャンプ @裏大名

肉と、炎がゆらめきが生み出すキャンプファイヤーレストラン。

コウシキャンプの名前の通り、コの字のカウンターの中央には炭火で焼く肉焼き場のキャンプファイヤーが配置されている。

その中央の炎を囲う形でお客がカウンターに座る様子は、まさにキャンプ場で炎を囲む様子を都会の中の飲食店として再現している。

揺らめく炎を見ながら提供される料理を食べるのはどこか落ち着き、特別な空間を演出しており、その炎とその周りで調理される料理のライブ感はまさに劇場型レストランである。

肉の焼き方にもこだわっており、全ての調理を薪による調理を徹底してる。

・直火

薪からでる炎の火で表面をカリッと焼いたりするときに使う。

・熾火

薪が燃え終え、赤く炭のようになっている状態のことで、炭から出る水分によって肉から水分が飛ぶことなくジューシーに焼きあがる。この状態での調理が最も長い。

・煙

クヌギの皮をゆっくり燃やし、甘い香りを食材に纏わせながらじっくりと火を通していく。スモーキーな香りは食材の旨味を上手に引き立て、食欲を増進させる。

・釜

野菜やスープ、お米など釜のなかでじっくりと火を通すことで旨味が増す。

電子レンジなどの調理器具は使わずずべて薪の炎での調理とは、料理提供の時間はかかるものの、店内の時間がゆっくり流れていくのが感じれる。

ゆっくり話したい相手との食事や、ここぞという時のデートなどに使うといいお店だろう。

②博多炉端 魚男(フィッシュマン)

突発的に始まる演出に驚かされる居酒屋のセントラルパーク

先に紹介したコウシキャンプと違いフィッシュマンは一般的な居酒屋と大した差異のない客席のレイアウトになっている。

キッチンがステージ、テーブルが客席という関係になっているわけでなく、特定のメニューを頼むと料理提供の過程で突発的に演出が始まる。

その演出では店にいるお客さん全員を巻き込み、注文したお客の前で、携帯コンロを使って黒人のスタッフが出汁巻を焼いてみたり、猪木ボンバイエのBGMに合わせてイクラをどんぶり飯の上に盛りにもってくれる。

この突発的に演出が発生する状況は、大道芸がいたる所で行われるニューヨークのセントラルパークのようでもあり、居酒屋界のセントラルパークといっても過言ではない状況であり、楽しめること間違いなしの劇場型レストランである。

提供される料理自体もただお皿に盛るだけではなく、刺身は階段状の装置に盛られて提供されます。細かなところまで演出がなされています。

また、なんと店内にはペット同伴可能。普通の居酒屋では考えられないいい意味でのハプニングがこの居酒屋では巻き起こります。

まだ見ぬ仕掛けを求めて、遠方からきたお客さんを連れて行きますが、喜ばれることは間違いなしです。

③麺劇場玄瑛

寸劇「ラーメン職人」を楽しめる博多ラーメン店

ラーメンを作る厨房と客席の関係はまさに劇場そのものの店内レイアウトになっています。

たしかに、ラーメンを作る湯切りなどの過程はほかのどの料理よりも演出が加えやすい部分ではあると思います。

その部分に注目し麺劇場としてお店をつくったというコンセプトがすごくわかりやすいラーメン屋となっています。

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