上質な空間を作るために・・・ソファのクッション選びの5つのコツ

インテリア
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クッションとソファの組み合わせにはセンスが出る

ソファを選んだ後に悩むのがソファとクッションの組み合わせ。ソファは当たり障りのないブラウン、グレー系統の色に落ち着きがちです。

しかし、そのソファに合わせるクッション次第でその空間、お部屋の雰囲気が大きく変わります。

インテリアコーディネーターであれば、クッション選びにセンスが現れると言っても過言ではありません。今回はクッション選びのコツを解説していこうと思います。

ソファと同じの色味にするか、アクセントカラーにするか。

・ソファと同じ系統の色にする。

・クッションにアクセントカラーを入れる。

クッションの色選びには、大きく分けるとこの2つに分けることができると思います。そこで、この二つのパターンでクッションのカラーを選ぶ場合のコツを解説していきたいと思います。

 

 

①ソファと同じ色、同じ素材にするのは避ける。

無難にソファと同じ色で同じ素材でいいか・・と、なりがちなクッションですが、それはやめましょう。

ソファは部屋の中でも大きな存在を示します。暗い色だと重い印象を与えて、明るい色だと目立という面もあります。

そこにクッションまで同じ色、同じ生地で作ってしまうと私の経験上、その色の持つ悪い面を際立たせるように思います。

上の写真を見ても、全体的に重い印象を与えていると思います。グレーのもつ重めな色が強調されていると思います。

 

②クッションをソファと同系統の色にしたいのであれば、素材と色を変える。

ソファよりも明るめのクッションで軽さを出す

この写真は色は先ほどの同じようなグレーですが、クッションをソファのグレーよりも明るめのグレー色を使用しています。これにより全体的な重さを解消しているように思います。

また、よく見るとクッションに様々な柄を入れているのがわかります。ソファの同系統の色なので、色々な柄を入れてもうるさくならずにソファとして統一感のあるものになっています。

ソファとクッションを暗めの同系統の色にするとカッコイイ、クールな印象を与えることができますが、同時に重い印象も与えがちです。

そのような時は、クッションをソファより明るめにし、様々な素材感や柄のものを配置すると、統一感は出ますが、統一されすぎない絶妙なバランスを保てるように思います。

 

③アクセントカラーのクッションの数は3つ以外の奇数に。

 

クッションにアクセントカラーを加える時は、アクセントカラーのクッションは3つ以上の奇数にしましょう。

まず、クッション一つをアクセントカラーにするやり方はオススメしません。アクセントカラーといえど空間の中での統一感が必要です。

クッション一つにいきなりアクセントカラーを入れるのはそれはアクセントカラーとしではなく、間違い。と認識されてしまいます。

また、3つ以上としたのに明確な理由はありません。しかし、デザインの世界で偶数はブタだ。と表現されることがあります。

偶数というのはバランスが良すぎてデザインに緊張感を与えません。アクセントカラーも同じで、偶数個のアクセントカラーのクッションはバランスが良すぎてアンバランスに見えてしまいます。

④アクセントカラーの色にも同系色で違う色味を。

アクセントカラーに使う色も全くの同じ色、同じ素材ばかり使っていると統一感がですぎてしまいます。統一感は大事ですが、やりすぎた統一感はと変な気持ち悪さを産みます。

そのような時は上の写真のようにアクセントカラーに幅を持たせることが大事です。同じ木になっている葉っぱでもそれぞれの葉っぱの色味には違いがありますよね。

自然界の色味は揃っているように見えて、それぞれ濃淡があります。人にもそれが自然なことだと遺伝子レベルで刷り込まれているのだと私は思います。

ですので、アクセントカラーとはいえ統一しすぎないことが大事。統一しすぎるとそれは違和感になってしまいます。

 

 

⑤クッション以外の家具にアクセントカラーを配置。

 

クッションに入れたアクセントカラーをソファ以外の部分に入れると、空間としての統一感が出ます。

上記の写真ですと、クッションと同じ色、生地をパーソナルソファに入れているようです。

クッション内で完結させるのでなく、ソファ以外の部分へ広げていくことが大切です。そうすることで、アクセントカラーが突然現れた色でなく全体の統一感を産むカラーへと昇華します。これが、空間の質を高めることに繋がります。

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